犬が自分を舐める理由と辞めさせる方法【ストレス性の理由や皮膚炎に注意】 

犬が自分を舐める理由と辞めさせる方法【ストレス性の理由や皮膚炎に注意】 

­先日、以下の記事において、さねしげが手足やお腹を舐め過ぎた結果、少し赤くなっており、こうした行動は心因性によるものではないかとの診断を受けたところですが、犬が体を舐める行為はある意味、普通の行動なので愛犬の様子を毎日見ているとはいえ、専門家ではない飼い主には判断が難しい側面がどうしてもあります。

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そこで、精神的な疾患を疑いたくなる例外パターンに気づくためにも、今回は一般的な「犬が舐める」理由や辞めさせる方法について改めて確認しておきたいと思います。

­犬が体を舐める理由

愛犬がなんだかおとなしいと思ってよく様子を見てみると、自分の体を舐めている姿を目にすることはあると思います。

毛づくろいの範囲であれば問題ありませんが、もしかしたらなにか不安な気持ちになってストレスを感じている可能性もあります。

犬が自分の体を舐めること自体は正常な行動です。毛づくろいには、気持ちを落ち着かせる効果があるので、食後・寝る前などのリラックスしたいときや、不安やストレスなどを感じたときによく見られるます。

自分の体を舐める場合、足先を舐めることが最も多く見られますが、下腹部や大腿部の外側または内側、尻尾の付け根や先端など、他の部分でも見られることがあります。

また、舐める対象は自分の体だけではありません。

人間や他の動物を舐めたり、床や周囲の物を舐めたり、空気を舐めることもあります。

こうした舐める行動がいきすぎると、皮膚を傷つけたり脱毛したりといった結果を引き起こしてしまうことがあります。

傷ついた皮膚から細菌が入ってしまったり、舐めることが癖になってしまったりして、さらに舐め続けるという悪循環に陥ってしまいます。

­犬が自分の体を舐める原因と対策

ただし、気をつけなければいけないことは、この舐める行動を無理にやめさせようとしないことです。

気持ちを落ち着かせたいために舐めているのだとしたら、無理にやめさせられることによって、落ち着かせることができなくなり、さらにストレスを感じてしまうため、舐める原因を把握することが大切となります。

正常の毛づくろい

犬も猫ほどではありませんが、自分の体を清潔にしようと毛づくろいをします。

食後に口の周りを舐めたり、足先を舐めたりする光景がみられるのは野生時代に、口や足についた血や匂いを取り去るためでしたが、その習性が現在も残っていると言われています。

また、犬の唾液には殺菌作用があるので、少し気になるところを舐めてきれいにしようともします。

 まずは、その行動が正常な毛づくろいの範囲内であるかどうかを考え、どのような状況の時にその行動が起こるのか、時間はどれくらい続くのかなどを把握しする必要があります。

皮膚病疾患の可能性

正常な毛づくろいの範囲を超えて必死に舐めているようなら、まず舐めているところをきちんと確認する必要があります。

犬が自分の足を舐めるのは毛づくろいをしていることが多いですが、ずっと足を舐め続けたり、噛んでしまったりするときは、ケガやかゆみのせいであることも考えられます。

皮膚に炎症が起こっていたり、肉球を舐めたり噛んだりしているときは肉球の間が蒸れて赤くなってしまっているときもあります。

こうした時は、アレルギー性皮膚炎や寄生虫、細菌、真菌などの皮膚炎に感染している可能性が考えられます。

こういった皮膚炎は痒みがあるため、皮膚を気にして舐めるようになるからです。

さねしげの場合は、皮膚炎を疑い病院に連れて行ったところ、どうやらアレルギーや最近ではなく、単純に舐めたり噛み過ぎて少し赤くなってしまっている状態と診断されました。

かまって欲しいアピール

飼い主の関心を引きたくて取っている行動であれば、飼い主がいない時に舐めても意味がないから飼い主がそばにいない時にはその行動が現れません。

舐めてしまうことを気にして、「ダメ」と声をかけたり、触ったり、抱き上げたりしていると、犬にとってはご褒美になります。

目を合わせるだけでも同じで、最初は暇つぶしのために舐め始めたことが、舐めるたびに飼い主が関心を寄せていると、関心を引くための行動へと変わっていくこともあります。

さねしげは、このかまって欲しいアピールとしての延長だと思います

暇つぶしに舐める

もともと不安傾向の強い犬は、舐めることで落ち着こうとしますし、運動や遊び、飼い主とのコミュニケーションが足りないような子は、することがなくて暇つぶしに舐め始めることもあります。

そして、「舐めていると何となく落ち着く」ことを学習すると、まるで何かに憑りつかれたかのように舐め続けることもあります。

カーミングシグナル

犬が自分自身の、特に口元などをなめる場合は、カーミングシグナルの可能性があります。


カーミングシグナルとは、直訳すると「落ち着くための合図」という意味で、自分自身や相手を落ち着かせるために犬が取る行動です。

口元をなめるという行為もカーミングシグナルの一種であり、相手が怒っているときに、その気持ちをなだめるためのサインです。

例えば、犬を叱ったときにこのような行動が見られた場合、「そんなに怒らないでほしい」という意思表示を行っていると考えられます

­犬が飼い主を舐める場合

今回の本論とは少しそれますが、愛犬が自分の体のみならず私たち飼い主も舐め回してくることがあると思います。

特に、顔を舐めてくる場合には以下のような犬の気持ちが考えられます。

  • 好きだという愛情表現
  • 許してほしい
  • 飼い主に落ち着いてほしい
  • おねだり
  • 不安だから落ち着きたい

犬が舐めるのを辞めさせる方法

ストレスの原因を取り除く

これまで見てきたように、犬が体やモノを舐めてしまう原因の一つは、ストレスです。


ごはんや運動の量は十分か、安心して過ごせる環境か、分離不安症になっていないか、留守番が長すぎないか……ストレスの原因をできる限り取り除いてあげることで、過剰な舐め癖も治る可能性があります。

遊ぶ時間を増やす

かまって欲しかったり、暇つぶしや退屈が原因であれば、遊ぶ時間が足りないのかもしれません。

さねしげにも遊ぶ時間が足りてないかもしれませんので、東京タワーまで往復10キロ近くの散歩をしたり、山登りに連れて行ったりと試行錯誤をしています。

「お座り」などの号令をかけて制止し、指示通りできたら褒める

これはどちらかというと、愛犬が愛情を持って飼い主を舐めてくる場合ですが、しつけの要領で言葉とハンドサインで舐めるのをやめさせる訓練をする必要があります。


犬が号令にちゃんと従うことができたら、「ちゃんとできて偉いね! いい子だね!」とたっぷり褒めることが大切になってきます。

まとめ:さねしげの場合

 さねしげの場合は、皮膚炎を疑い病院に連れて行ったところ、どうやらアレルギーや最近ではなく、単純に舐めたり噛み過ぎて少し赤くなってしまっている状態と診断されました。

特に、足とお腹の部分が少し赤くなっていてこの部分を舐め過ぎていたようです。

振り返ると、一時期、舐め過ぎて手足の毛が普段よりも少ないような気がしていたのですが、通常の毛づくろいとの違いが分からずに発見が遅れてしまったきらいがあります。

とはいえ、さねしげは少しお腹が赤くなってしまいましたが、大事には至らずに毎日元気に過ごしてくれています。

さねしげにも遊ぶ時間が足りてないかもしれませんので、東京タワーまで往復10キロ近くの散歩をしたり、山登りに連れて行ったり、一緒にドッグカフェ行ったりと現在は遊ぶ時間を増やしているところです。

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